インターン > インターン生の声 > 17期生 > 石野 恵莉
関西学院大学 法学部 1回生
私がこの議員インターンシップに参加しようと思った理由は、単に政治に興味があったからではありません。もちろん、議員さんが普段どんな活動をしているのかということには興味がありましたが、私はそれ以上に自分自身を成長させたいと思っていたからです。インターン終了後には、積極的に発言したり、常にしっかりと自分の意見をもてたり…そんな人間になることができていればいいなと思い、このインターンへの参加を決めました。
私は、部活の勉強会が忙しかったこともあって、他のインターン生5人に比べて極端に活動時間が短く、「インターンをやめたい」とみんなに3回も言ったことがありました。その3回目に、栗山さんは私にこうおっしゃいました。
「忙しいのはみんななんです。インターンをやめるかどうか悩む暇があるくらいなら、今目の前にあることに一生懸命取り組みなさい。もうみんなをがっかりさせるようなことは言わないでください」と。
栗山さんは県議会議員として毎日、新聞やファックス、電話、インターネットなどのあらゆるものや人から、様々な分野の情報を膨大に取り込んでそしてしっかり消化している…。さらに、ほぼ毎日に等しいくらい色んな会議に出席されて、たくさんの方とお話しされて…。議員さんって、一度にあらゆることをいろんな側面から見て考えて、こんなに忙しい毎日を送られているということをこのとき改めて感じました。
それと同時に、自分はなんて甘ったれたことをしているのだろうと思いました。栗山さんは私より数倍、いえそれ以上にたくさんのやるべきことを抱えながらも、決して投げ出そうとしたり、途中でやめたりということはないのに、一方で私は「忙しい」ことを理由に、インターンをやめて楽な方向に逃げようとしていたということに気づきました。
この一連の出来事は、インターンを終えた今でも決して忘れることができません。
「欠点を指摘し合える仲間こそが本当の仲間」
このことを私が学べたのは、たにお・みずき・ながとも・まっきー・リーダーの5人と共に活動できたからです。
「意見を言わないのは、何も考えていないのと同じ」
「謝るときは、口先だけじゃなくて行動でも示すべき」
みんなに指摘されて、改めて自分の欠点と真剣に向き合うことができました。
「自分自身を成長させよう」と始めたインターンでしたが、私はこの2ヶ月間で成長とは反対に、むしろ原点に立ち返ったような気がします。しかしこれは、途中でインターンを辞めずに最後まで続けたからこそ得られた貴重な経験です。
これから先、また自分を甘やかしそうになったり、何かを投げ出しそうになったときは、このインターンで学んだこと、栗山さんやインターン生のみんなの言葉を思い出して、自分を戒めたいと思います。そして、次にみんなに会った時には成長した姿を見せたいです。
2ヶ月間本当にありがとうございました。