酒井麻衣（さかいまい）

関西学院大学　総合政策学部　2回生

『栗山さんとの出会い、そして インターン生6人との出会いは、『成長』という同じ目的から、自分で作った縁だった』

インターンに参加した理由

　私がインターンに参加した理由は、自分の大学生活を変えるくらいの体験をしたいと思ったからです。
　私は中学生のとき、バレーボール部に入部していました。厳しい練習の中で得たものは多く、今になってみると私の人生を変えた１つの出来事だったと感じます。サークルも勉強も普通に楽しんでいるだけの毎日を変えたくて、中学のときの部活のように人生を変えたと思えるくらいの経験をしたくて、私はインターンに参加することを決めました。

　栗山インターンを選んだのは、議員交流会で偶然もらったパンフレットがきっかけです。そこから友人が栗山インターン出身であることを知り、｢このインターンは絶対に成長できる！｣とのアドバイスを受けました。
　「夏休みで成長したい！」
　その思いで、栗山インターンを志望しました。

学んだ！楽しんだ！毎日が充実していた2ヶ月。

　栗山インターンの特徴は、全力で学ぶこと、そして全力で楽しむことだと思います。学びは仮想選挙や研究テーマ、政治講義や新聞解説などメインテーマとして数多くありました。それに加えて、栗山インターンでは調査観光や食事会など、みんなで楽しむ行事もたくさんありました。また、駅近くの掃除やダム見学、東京研修、合同合宿など、2ヶ月とは思えないほど毎日色んなことに挑戦してきました。ただ遊ぶだけでも、ただ勉強するだけでもなく、辛いときを一緒に乗り越え、かつ一緒に楽しむことがあったから、私たち栗山インターンの絆は深いものになったのだと思います。

「平均」ではない自分へ

　私は競争が苦手です。自分の意見を言うことや調べたことを発表することには抵抗がありませんが、それに点数がつくことや順位を争うことが苦手です。仮想選挙で４位。新聞発表でも４位。自分なりに頑張ったと思い、挑んだ発表でも、それが結果の順位に結びついていない自分に自信が持てませんでした。
　それが変わったのは、研究テーマを通してです。
　約１ヶ月もの間｢水｣についてのプレゼンを考える中で、たくさんの人にアドバイスや指摘をいただき、何度も内容や構成を練り直してきました。本番ではいつも自分の作品に自信が持てない私ですが、チームのみんなで頑張ってきたことを思い出すと、自信を持って発表することができました。

　また私たち6人は仲が良いものの、最初は互いに悪いところを言い合うことや、ライバルとしての意識を持つことが少ないメンバーでした。そんな私たちに栗山さんは、6人で競争し、高め合う中で「平均点ではない何か際立ったもの」が必要だということおっしゃられました。私は相変わらず競争に対して苦手意識はありますが、この言葉を聞いてからインターンへの意識が変わりました。チームの中で際立った長所がない平均点のような存在ではなく、自分にしかできない役割・特徴を出せるような自分になろうと意識するようになりました。

縁

　『縁には２つある。１つは生まれ育った環境や事故など、自分では変えられないもの。もう１つは、そこから自分で作っていけるもの、作らなければならないもの。』
　これは、ある先生に言われた言葉です。
　栗山さんとの出会い、そしてインターン生6人との出会いは、「成長」という同じ目的から、自分で作った縁であると私は思います。

　普段は頼りがいのあるお父さんみたいな栗山さんですが、怒るときや注意するときは真剣にその想いを伝えてくれました。大人へと近づくごとに、私たちを怒ってくれる人は少なくなっていくと思います。これからは時間管理ができていなくても、だらしのない行動をとってしまっても、「自己責任」という言葉で片付けられてしまうでしょう。栗山さんは大人になる直前の私たちを怒ってくれる最後の人であったのかもしれません。インターンを終えた今、栗山さんからもらった言葉の一つ一つを思い出し、これからの毎日を過ごしていきたいと思います。

　栗山さんや19期はもちろん、スタッフさん、秘書の方、OB.OGの方など、この2ヶ月で得た「縁」はたくさんあります。今後もこれらの縁を大切にしていきたいです。
　本当に、ありがとうございました。