兵庫県議会議員 くりやま雅史
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インターンインターン生の声21期生松本 真生子

松本 真生子(まつもとまおこ)

奈良県立大学 地域創造学部 2回生

『泣き虫で受け身な私が、50日間で自分を壊して成長した』


議員インターンシップに臨んだ理由

 大学2回生になって、私は将来に漠然とした不安を感じていました。興味を持った講義を受けて、自分なりに勉強をして、サークルを立ち上げて、バイトを楽しんで…。大学生活では好きなことをしていました。ですが、それは苦手なことや、嫌だと思うことを避けてきた結果の中で選択している道を、ただ歩いているだけだと思っていました。「楽」な方へ流される人間だったのです。
 そんな中、私の友人が春休みに議員インターンシップに参加していました。再開した友人は、私が知っていた友人ではなく、どこか変わっていました。
 「私も友人が変われた環境に飛び込めば変われるのではないか、自分の将来を見据えることが出来るのではないか」と考え、夏休みに議員インターンシップに参加しようと決めました。
 「政治が分からないから、議員インターンシップに参加できるのかな」と不安に思っている方。全く心配いりません。この時、私は政治に対してほとんど関心を持っていませんでした。知識はあるに越したことありませんが、知識は議員と過ごす内に膨大に増えますし、もっともっと知りたくなります!政治が分からないからと考えないで、自分が臨みたい理由で議員インターンシップに挑戦してください。

 インターン先として栗山議員を志望した理由は2点。1点目は、活動内容が非常に充実していたからです。自分の将来を考えるために様々な経験を積みたいと考えていたので、栗山インターンでの活動―仮想選挙、ポスティング、朝立ち、新聞発表、夏祭り、議会傍聴、研究テーマ・街角アンケート発表、東京研修、生きがいプロジェクト、調査観光―は、私にとって充実したものになること間違いなしでした。
 2点目は、栗山インターンが厳しいインターンだと聞いていたからです。楽な方へ流される甘ちゃんな私を変えるには、厳しいと言われる栗山インターンがぴったりだと思いました。
 こうして、私は栗山インターン21期生になりました。

「変わる」ではなく「壊す」

 自分を変える、将来の夢探しをする。以上の理由で栗山インターン生になった私でしたが、実はインターンに参加したことを後悔していました。毎日の活動はハードで、次から次へとやってくる活動を「消化しなくてはならない」と受け身で取り組んでいました。睡眠時間は削られ、眠たい目をこすって事務所へ向かう朝は正直憂鬱でした。自分がここに来た理由が本当に達成されるのか、片道1時間程かけて西宮市に来る意味はあるのか、そんなことまで考えていました。私も仲間も、正直モチベーションが低くなっていました。そんな私たちに栗山さんは「レベルが低い」と仰っていました。その言葉に、落ち込んでいる自分がいました。落ち込む資格すらないのに、です。
 そんな私が自分を「変える」のではなく「壊す」と決めた大切な日があります。8月19日、新聞発表を行った日です。ずたずたなモチベーションで迎えた新聞発表。栗山インターンでは、プレゼンを行うと順位を付けることがよくあります。新聞発表でも順位を付ける予定でしたが、発表のレベルが低すぎて話にならないということになり、栗山議員は席を外したのです。栗山議員に呆れられてしまった悔しさと、何をしているのだという自分への情けなさから私は大泣きしました。
 「何のためにインターンに来ているの?」

 インターンとは、議員とインターン生の信頼で成り立っているのです。インターン生がやる気と誠意を見せなければ、議員がインターンに対してモチベーションを下げるのは当たり前です。私は、この日まで自分が学生気分でインターンに参加していることに気づきました。受け身の姿勢で取り組んでいては、インターンに参加している意味がないのです。期限ぎりぎりに提出しても構わない課題ではなく、何でも早目早目に取り組むのが仕事であり、そのために限られた時間で何をするかシミュレーションすることが必要なのです。自分のやる気と誠意があって初めて充実した活動になるのです。私は栗山インターンに来れば何か変わるだろうという考えをどこかで持っていて、その考えは幼いと痛感しました。
 この日を境に、自分を変えるのではなく「壊す」と決めました。根本から壊す、それぐらい強い意志を持ってインターンに臨まないと残りのインターン活動も同じ繰り返しになると思ったからです。そのために、泣くことを禁止しました。私は泣き虫で、新聞発表以前もよく泣いていました。実は、2次面接でも泣きました。今思うと、物事に真正面から向き合うことが怖いから泣いていたのだと思います。
 この日から、誰よりもひたすらがむしゃらに、貪欲にインターンに取り組みました。

「人」の存在

 このインターンで、人間関係の大切さを学びました。
 今までの私は、自分が「こうだ!」と思ったらその考えを正当化して周りの考えを排除する人間でした。自分がそういう人間であることは分かっていました。ですが、分かっているだけで変わろうとは思っていなかったのが事実です。自分本位で周りを見ないため、私は人を受け入れることが出来ませんでした。勿論、友人はたくさんいますし、楽しい生活を送っていました。ただ、どこか孤独を感じていました。
 そんな私が、50日間で違う人間になりました。栗山議員は、私の悪いところや弱いところを指摘してくださって、きっかけを与えてくれました。秘書のみなさんや栗山インターン17期生のみなさんは、私のぐだぐだした話からヒントをくれました。スタッフのゆうみさんはいつも相談に乗ってくれて、喝を入れてくれました。そして、仲間。まーみんはいつも話を聞いてくれて、冷静に言葉をくれました。たかばんは、私に出来ない受け入れることをいつもしてくれました。れいは、私のだめな所にきちんと向き合ってくれました。
 周りには、支えてくれる人がたくさんいるのです。人は1人で生きていないのです。生きていけないのです。そんな当たり前なことに、初めて気づきました。ここにいなかったら、今の私はいません。ありがとう。素敵な縁を、これからも大切にします。

インターンを終えて

 振り返ると、がむしゃらに走ったインターンでした。自分を壊すと決めたあの日から、本当に走りっぱなしでした。楽な方へ流れる自分なんてどこかへいってしまい、しんどくても選びたい道を選択していました。選びたい道へ進むと、新しい出会いや学びがたくさんありました。様々なことを吸収して成長する毎日が、楽しくて仕方なくなりました。時には体を労わらず、がむしゃらになりすぎて倒れてしまうこともありました。倒れてしまったことは深く反省していますが、自分の体の限界を知れた良い経験になっています。
 また、新聞の政治欄を隅から隅まで読むぐらいには政治に関心を持つ人間になりました。この変化も、少しでも何かを吸収しようという思いを行動に移したから表れたものだと思っています。政治って面白い。この考えを親に話してみたら「どうしたんや」と驚かれました。これからは、このインターンで体感した政治をたくさんの人に伝えていけたら…と考えています。
 そして、8月19日からインターン最終日に感極まって泣くまで、私は本当に泣きませんでした。少し大人になれたかな、と思います。

 これからインターンに臨もうと考えている方へ。大きな目標を掲げて達成することは、大変なことです。特に、今まで自分が出来なかったことを目標にすると、その分苦しむでしょう。ですが、そこで諦めてはだめです。本気で何かをしようと思えば出来るものです。現に、私という1人の人間が50日間で変わりました。折れそうになっても、負けそうになっても、必ず傍には仲間がいます。支えてくださる周りの方々がいます。恵まれた環境の中ですべてを選択して、インターンをどのように過ごすのか決めるのです。特に栗山インターンは、本気になれる人も、今は本気になれない人も変わることができる、素晴らしいインターンです。厳しいこともありますが、楽しいこともたくさんあります。栗山インターンを志望した自分を褒めてやりたいです。片道1時間でも、早起きする必要があっても、そんなことどうでもよくなります。参加するか迷っているなら、ぜひ挑戦してください。
 …と偉そうに書いていますが、まだまだ私は未熟者です。今、スタートラインに立ったばかりです。弱いところも、克服したいところも、悪いところもまだまだあります。それも含めて、夏休み前では考えられないぐらいやりたいことがたくさん広がっています。栗山インターンで学んだことを意識して行動に移し、もっともっと成長します。強くてしなやかな女性になります。

 栗山議員、秘書のみなさん、17期性のみなさん、ゆうみさん、大切な仲間、そして議員インターンシップに理解を示してくれた家族。本当にありがとうございました。こんな素敵な夏休みを過ごすことが出来て、私は幸せ者です。感謝の気持ちを大切に、こうして巡りあった縁を大切に、一歩ずつ踏み出し続けます!
 栗山インターン、大大大好きです!!!!

前兵庫県議会議員 くりやま雅史 - インターン/インターン生の声/21期生/松本 真生子

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