兵庫県議会議員 くりやま雅史
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インターンインターン生の声6期生前川 皓平

前川 皓平(まえかわ こうへい)

関西大学社会学部1回生

『やりたいことは何だったんだ?』

インターン前夜

 一年の浪人生活を経て入った大学の最初の一年間。
勉強に追われ、バイトに追われ、趣味に追われ、遊びに追われ…。そう、本来楽しむはずの趣味(例えば読書など)や遊びにすら『追われ』ていました。

 何かに焦っていました。
 『大学入ったんやから、とりあえずなんかせな!』
 『やってみようと思ったこと全部やろう!』
 そんな思いで、忙しく暮らす日々。でも、なぜか、ヒマなんてなく動いているのに、気持ちはもやもやとしていて、やる気を持て余していました。

 『これが、求めていた充実した毎日か?なんかが違うやろ…。』
 『でもなにが違うんやろ…わからへん。』

そんな風に感じながらふらふらしているとき、思い出したのが議員インターンシップのことでした。

 『.jpの議員インターンシップ」。
高校のときの友人が参加し、そのスタッフをしていました。

再度話を聞いて、すぐ参加を決めたときも、動機は『なんかおもしろそう』ぐらいのもので、何か明確にコレを得たい、というものなんて何もありませんでした。

『とにかくいままでのもやもやした生活とは違う生活、知らない世界を見たい。』

それだけを望んでいました。ただ漫然と、変化のない春休みを過ごすことだけは避けたかったわけです。今とは違うよく知らない世界に飛び込んで、現場で動き回れば、何かが見えてくるかもしれない。もやもやの理由も見えてくるかもしれない。

そういう意味では政治はうってつけでした。まさによく分からない世界。興味はある程度あったので、本や新聞の知識はありましたが、理解はしていても、そこで生きる人がどんな人で、どんなことを考え、何をなそうとしているのか、なんてことは実は何もわかっていなかった。

やると決めてから、はじめて定めてみたインターンをする目的(?)です。
『政治に関わる様々な知識と経験を現場で得て、視野を広げる。』
『主体的に、やれることは全部やる。』
『最後まで折れない。』
『倒れるくらいまで自分を追い込む。』
『そして、もやもやをすっきりさせる。』

なんとも抽象的でした…。確実に、目的うんぬんより、未知の世界でひたすら動きたい、そっちが先にありましたから…。

栗山さんと議員交流会ではじめて会ったとき、帰ってこのHPを熟読したとき、
『ここならきっと色々なもんが見える。追い込める。』
その直感は、やっぱり間違いじゃなかったと、今は胸を張って言えます。

インターン真っ最中

つまりは、現実逃避からのスタートでした。目的うんぬんより、ひたすら動きたい。しかし、それではやっぱり大学生活と本質的にはなにも変わらなかった…。

スタートから、連続で毎日ひたすら参加しまくりました。西北交通問題説明会、年金勉強会、朝立ち、ポスティング…インターン参加時間100時間なんてあっという間でした。
栗山さんと、インターン生と、忙しく作業に没頭する毎日。やったるで!という意気で、がんばっていました。

でもすぐに、気づいたことがありました。当たり前のように、感じたことがありました。

『このままじゃ、同じだ。』
『このままじゃ、もやもやは消えてくれない。』
『このままじゃ、なにかを成したという実感は得られない…あったとしても刹那的だ…。』

そして、ある日のインターン帰り、気づいたこと。

『一生懸命=サボってるってことがあるんやなぁ。』

目的に適ってない一生懸命は、主体的ではありえへんのかな。だって『すべきこと』しかしていないやん。『やりたいこと』はなんにもしていない。
   
「なんだそんなことか。そんなことか…。」
「じゃあすべきことをせず、やりたいこと、をすればいい。…でも、そもそも俺のやりたいことってなんやった?…。」

自分と向き合う時間が必要でした。
このままとりあえず毎日のようにインターンに行き続けること、に意味はない。そう考えを改めたあとは、少し心にゆとりが生まれました。

とにかく、今はインターンをしている。
自分が好きなこと、やりたいことを分析してから、それが満たせる何かを順序よくやっていくのではなく、同時並行で、とりあえず何かをやってみる中で、折に触れて心に問いかけよう。
『今、楽しいか?ドキドキしているか?』と。

遅いながらも、やりたいことがやってくるのを待つのではなく、見つけにいこうと思えるようになりました。それからは変わりました。あくまで自分の意識の中で、ですが、ひとつひとつの活動を、一歩引いたところから見れるようになりました。
そしてその『気づき』は、周りのインターン生にも目を向けるきっかけにもなりました。『みんな、同じなんだなぁ。』
1回生、2回生ばかりで、年もほとんど変わらないのだから、よくよく考えてみれば当たり前でした。それぞれが、何か自分に対して問題意識を持っていて、少しでも変わりたいという思いを少なからず持っている。ならば、
 『どうせなら、今の自分の意見をぶつけてみよう。栗山さんを含め、みんな何を考えているのか知りたい。』

新聞ネタ発表の時、お泊りの時、帰りの電車で、話して話されて得たものは、とても多かったです。

インターン後、これから

では、インターンを終えて、何か『やりたいこと』は見つかったのか?
答えは否です。むしろもっとわからなくなりました。

一つの原因として、『当たり前だ、わかっている』とたかをくくって、意識して見ていなかったものが見えたことがあります。視野が広がったことで、迷いも広がったという感じです。
 見えたこと、それは、ひらたくいえば『人間の営み』のようなものです。

 例えば民間企業の会社員、行政の職員、市長、議員、市民、学生など、社会には、様々な人間がいて、それこそ色々な立場があって、それぞれに悩みを抱えて、生活しているということそれ自体。さらに細かいレベルでは、把握しきることなんてできそうにない個々の人間同士の関係の複雑さ。その人間と人間がひしめく中で自分はどこにいるのか、一体自分はなにがしたい、誰なのか…。周りをみればみるほど、余計にわからなくなっていきました。

 でも今、それは大きな一歩でもあると思えます。多くのリアルな自分以外の他のものを見たことで、あやふやで、肥大化している今の自分の姿がまた、よりリアルで明確な形で見えたからです。

時にとどまりながらも、動きながら、迷いながら、それでも毎日本気で生きていく大人の姿がそこにはありました。栗山さんには、なにより大人として生きていく『背中』を見せてもらいました。

 周りを見て『なにができるのか』だけではなく、自分が『なにがやりたいか』。
 何度も目を背けてきたこの問いに、もう一度立ち向かう勇気をもらいました。
 自分の長所、バイタリティー(活力)を維持して、かつ落ち着いて、全力で、前を向いて生きていく。必死こいて。責任もって。なにより笑顔で。

 何度も迷惑をかけ、何度も許しをもらい、何度も話を聞いていただきました。それと同じくらいハイテンションで遊んでくれました。その中で色々な場所につれていってもらい、『見る』機会を与えてくださった栗山さん。
 それぞれの生き様を見せあって、真剣に言い合えたキャン、むっちん、はたこ、ちゃーき、わーちゃん、洋平のインターン仲間。ほんまさいこーです。名前みただけで元気になります。笑

 最後になりましたが、甲雄会の議員のみなさん、市職員のみなさん、インターンOBのみなさん、スタッフのマスケンさん、大藤さんなどなど、あげればきりがないですが、2ヶ月間、本当にありがとうございました。
 そして『これから』もよろしくです。

 バイタリティー(活力)が必要なときは、いつでも電話下さい!あ、返信遅いんでよければメールでも…笑。

前兵庫県議会議員 くりやま雅史 - インターン/インターン生の声/6期生/前川 皓平

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